こんにちは、年に一回はお絵かきができるタブレットを購入している、お絵かきタブレット狂人(くるんちゅ)ななもとです。
今年1月にGalaxyTab S10+を購入し、2ヶ月弱使用してみたので漫画家目線のレビューを書いていきたいと思います!
結論から言うと、私にとっては正直iPadを買う前にGalaxyTabを知らなかったことを後悔したレベルでとてもいい買い物となりました!趣味や仕事でお絵かきをする方にはiPadの他にもこんな選択肢があるんだよ!ということをぜひぜひ知ってほしい!(iPadを下げる意図はないです)
また、iPad proも型落ちモデルではありますが持っていたので、そちらとも比較していきます。
それでは、レッツゴー!
開封!

タブレットを買った時のこんな感じの箱、見るたびにとてもワクワクしてしまいます。
箱については、とても薄くて軽い印象を受けました。
開封シールの開けやすさはApple製品に軍配が上がりました。ビリビリ。

このへんは製品の品質に関係ないので重要視していないですが、こういうところまでコストをかけて開封しやすくしているところにはAppleにブランドを感じますね。Apple WatchもiPhoneもカッコよくピッと開けられるもん。
内容物はタブレット本体、Sペン、sdカードスロットを開けるためのピンとusb-cケーブルのみ。充電器は付いてこないのがもうスタンダードになってきている。いいと思います。(写真のSペンの芯は既にwacom One用の芯に替えているものです)
タブレットやスマホの箱って付属品や分厚い説明書が少なくなって年々小さくなってきてますよね。

本体を持った最初の感想は軽い!薄い!公式HPによると重さは571g。ここ4〜5年の間にどんどんタブレットが薄型・軽量化していて進化を感じます。まあケースとか付けたりするんでどうしてもここから重くなっちゃうんですけどね…

画面には反射防止加工がされているとのこと。こんな感じで部屋のライトは普通に映り込みますが、確かにガラスフィルムを貼ったiPhoneとかの画面と比べると自分の顔がはっきりと分かりにくくなっていました。ゲームとかをしていて、画面暗転時に自分の顔が映り込んだときのダメージも低減されそうです。
スペックと価格
上位機種にあたるGalaxy Tab S10 Ultraや前世代機種にあたるGalaxy Tab S9シリーズの比較も兼ねた価格、大まかなスペック表は下記の通り。(価格はすべて2025年3月現在の公式サイトのもの)
- Galaxy Tab S10 Ultra 219,120円~
- Galaxy Tab S10+ 187,440円~
- Galaxy Tab S9 124,799円~
- Galaxy Tab S9 FE 68,799円~

・前世代からの進化点
前世代のS9シリーズよりもメモリ、バッテリー、カメラ性能が進化しているようです。といってもカメラはスマホで事足りてしまうのでタブレットでは全然使わない…アウトカメラ無くしてその分安くならないかな~といつも思ってしまいます。タブレットのカメラって結構使うものなんですかね?
タブレットにそこまでハイスペックを求めない、絵を描くときに複数ページを同時に開いたりしない、レイヤーをたくさん使わないスタイルの絵描きさんであればS9やS9FEの購入を考えても良いのかもしれません。
・上位機種 S10Ultraとの比較
S10Ultraは画面サイズが大きいだけでなく、厚さやストレージ・メモリのバリエーション、通信方式など細かいところでもS10+との差別化がされています。とにかく画面サイズが大きい方がいい!せっかく買うならハイエンドを!という方はUltraの購入を考えても良いかも知れません。
・iPad proとの比較
2024年発売のiPad proのスペック表(抜粋)と価格は下記の通り。
- 13インチiPad pro 218,800円~
- 11インチiPad pro 168,800円~

どちらも画面サイズがGalaxy Tab S10シリーズそれぞれのモデルよりもちょっとずつ画面サイズ小さく、価格も少しだけ安いですね。
しかし、絵を描くためにはこれに21,800円のApple Pencil Proを購入する必要があることを考えると、価格面で優れているのは最初からSペンが付いてくるGalaxy Tabなのではないでしょうか…?と私は思います。
お絵かきしてみた!Sペンすごい!
さてさて、Galaxy Tabを激推しする最大の理由、それはSペンとその描き心地です。
どうしても比べる形になってしまいますが、iPad(Apple pencil)に比べてこんなメリットがあります。
- 軽くて(8.5g)、手が疲れにくい
- 描くだけなら充電不要(サイドボタンの機能を使うなら充電必要)
- wacomの技術を使っているのでwacomペンタブに近い書き味
- wacom oneの替え芯がそのままSペンで使える
- wacom one対応のペンならすべて使える
- Galaxy Tabに付いてくるので、追加購入の必要なし
- ペン先ホバーがある(iPad pro、Airは最新世代以外ほぼ非対応!)
もちろん、描き始めはwacomのCintiqやiPadとは書き味が変わるので細かい調整をする必要はありますが、比較的すぐに慣れました。また、Apple pencil特有のあのガラスにコツコツペンを当てている感覚ではなく、保護フィルムなしでも「描いている」という感覚がありました。
Sペンに最初からついている芯については替え芯の販売がなく、ペーパーライクフィルムを使おうものなら1日で芯が擦り切れて使えなくなってしまうほど貧弱なので、使い切ったときに備えてwacom oneの替え芯を買うか、もっと自分に合った太さのペンが欲しい場合はwacom oneで使えるペンを探してみるのがおすすめです。私の場合はwacom oneの替え芯を差し替えて使っています。
どうでもいい話ですが、毎回タブレットを買うたびにペーパーライクフィルムも併せて買っては結局すぐ擦り減るペン先、貼った後の画面のざらざら感がストレスになってすぐはがして捨ててしまい、約2,000円を無駄にしてしまっています。(個人的にペーパーライクフィルムが苦手というだけの話です)もう、ほんと、次タブレット買うときは絶対ペーパーライクフィルム買うのやめよう!
また、Androidで動いているのでiPadに対応する前の安くなっているTABMATEが使えます。私はこれがないと作業できない体になってしまっています。
現在、Galaxy TabでCLIP STUDIO PAINT(以下クリスタ)を使用して問題なくイラストや漫画を作成できています。ネームとかラフはもちろん、線画やカラーも筆圧やディスプレイの調整は少し必要ですが液タブと変わらないクオリティで描くことができます。iPadは一日ペン入れしたらもう手が痛みと疲れでしんどかったのですが、Sペンはwacomのペンと同等の疲れで済んでいます。
クリスタでお絵かきをする場合、メモリ使用量が大きくなると警告してくれるので突然アプリが落ちて描いている絵のデータが消えてしまう、という事態はある程度防げるようになっています。
ラフやネームの時点では5~6ページ開いていてもメモリの警告はありませんでしたが、完成原稿に近づいてくるとデータが重くなるのか2~3ページ開いているとすぐ警告が来るので、作業していないページをこまめに閉じながら描く必要があります。なので、漫画も描きたい方はメモリが12GBあるS10シリーズがおすすめ。
で、今使っているwacom Cintiq pro16インチ(2019購入)とGalaxy Tab S10+で、それぞれ同じラフ、同じペン設定と色で線画を描いてみました。iPadはすでに手放してしまったのでナシです。
ちなみにペンはこれをちょっと自分用に微調整したものを使わせていただいてます。これすき。


え、全然違くないか…!?と自分でも描いてみてビックリしているところです。
むしろGalaxy Tabの方が強弱が付きやすく、繊細な線が描ける印象です。でもCintiqのハッキリとした線もこれはこれでアリ感もある。好みによりどっちがいいかは人によりそうなところもありますが、お仕事のイラスト制作でも問題なく使えるレべルだと感じました。
むしろCintiqで使っているクラシックぺンがもう5年以上前のモノということもあり、液タブの更新もそろそろ考えなければいけないかも…?なんて思っているところです。でもお金がないので当分はこのままです。
狙ったところに線を引ける感はCintiqの方が勝ちました。しっかりしたスタンドを使えばこのあたりは改善されそうだけど、スタンドを使うならばそれも一緒に持ち運ぶことになるのて携帯性が下がるというジレンマ。
お絵かき以外のいいところ
正直な話、お絵かき以外に関してはiPad proとほぼ同じくらいどの用途も快適にこなせるのではないかなと思います。どちらもbluetoothキーボードやマウスを接続することができ、操作も安定していました。
あ、指紋認証と顔認証どちらも使えるところはiPadよりも良いところと言えるかもしれない。
あ、Galaxy TabではdexモードといったPCと同様に画面上に複数ウィンドウを開いて操作できるモードが付いています。chromeなどのWEBブラウザも複数窓開くことができました。はPCの使用感が好きな人にはいいのかも!と思いました。
それほどマシンスペックを要求しないゲームや動画、読書を楽しむだけであればオーバースペック感があるので、GalaxyTab SシリーズやiPad proよりも低価格帯のタブレットの購入を考えても良いかもですね。
注意点
ここまでいいところを書いてきましたが、Galaxy Tab(特にS10シリーズ)は高いお買い物。
私は買ってよかったけれど、「思ってたんと違った!」と後悔&恨んでほしくないので、改善してほしい点や注意点も書いていきたいと思います。
・画面の発色や筆圧の調整を前もってしておく必要がある
カラーイラストを描く仕事をしている方は特に気になる点かと思いますが、デフォルトの状態だと前述のとおりiPadや一般的なsRGBを基準としたPCモニターと比べて発色が鮮やかすぎると感じたので、
設定→ディスプレイ→画面モード で「ナチュラル」を選択するとsRGBに近い発色になるのでその設定に変えておくのがオススメです。それでもiPhoneとかと比べると個人的に少しだけ赤みが強いかな?という印象を受けるので色に気を遣いたい場合、見比べながら色を塗った方がいいかもしれません。

クリエイティブ用途に使えるタブレットということをアピールポイントとしているならば、sRGBカバー率100%とか、そういう要素も欲しいなと思いました。
ちなみに画面モード「鮮やか」だとホワイトバランスが調整できますが、私の目では調整してみてもそこまで違いは分かりませんでした…。
また、他のペンタブやタブレットから乗り換える場合、もちろん筆圧設定が変わってくるので少し慣れが必要です。クリスタメニューバーのクリスタのマーク→筆圧検知レベルの調節から自分の描き方に合った筆圧設定に調整しましょう。
・Sペンの充電位置
iPadと違い、Galaxy TabのSペンは本体背面にくっつけて充電します。一応右上にも磁石があってくっつけておくことができますが、こちらでは充電されないのでサイドボタンなどの機能を活用したい人にとってはちょっと不便になりうる要素かもしれないです。
・アプリがwindows、iPadよりも少ない
pricreateやAdobeのphotoshopなどのクリエイター向けアプリはAndroidにはないので、クリスタ以外に使用していて、タブレットでも使用したいアプリがある場合は確認してから購入を考えた方がいいかと思います。
逆に言えばクリスタしか使わないよ、という方にはこれ一台ですべてのことができるので、かなりおすすめできます。
・周辺機器、対応アクセサリーが少ない
iPadとのユーザー数が段違いに少ないことを実感させられるほどに選択肢が少ないです。
ちなみにケースはこれを使用しています。それなりに本体を保護できればいいのでほどよいお値段です。タブレットでも文字を打つ作業を日常的にしたいというわけでなければ、純正のあのお高いBook cover keyboardケースは買わなくてもいいかな?と思います。
・指とペンのタッチを同時に行うことができない
iPadと違って、ペン先が画面に近い(ホバー表示している)、もしくは触れている間は指でキャンバスを動かしたり、拡大縮小ができません。私はTABMATEで指を触れずキャンバスを動かしているのでそれほど気になりませんが、指でキャンバスを動かす派の人はちょっと気になるかもしれません。
Galaxy Tab S10がおすすめな人
- 日常的に絵を描いている人、描く必要がある人(漫画家・イラストレーター)
- すでにPCを持っていて、どこでも絵を描けるタブレットが欲しいと思っている人
- wacomのペンタブの書き味に慣れている人
Galaxy Tab S10シリーズをおすすめしない人
- PCを持っていない人(これを買うお金でPC+液タブorペンタブ買った方がいいです!)
- 絵を軽い趣味程度に描ければいいと思っている人(前世代モデルや廉価版モデルでも十分かも)
- 動画、読書が主な使用目的な人(前世代モデルや廉価版モデルでも十分かも)
- PC、タブレットの操作に慣れていない方(ユーザーが多く、使い方を調べやすいiPadの方がおすすめです)
【まとめ】お絵かきが主目的ならiPadよりGalaxyTabがおすすめ!
はい。
お絵かきが主目的で、特にクリスタをメインに使っている方にはiPadじゃなくてGalaxy Tabを買うことを全力でおすすめします!
という記事でした。
おすすめできる人が限られてはいますが、ハマる人にはiPadよりもハマるであろう一台となっています!ぜひ選択肢の一つに入れてみて下さい!!
Galaxy Tabについて情報収集する際、youtube上ではガジェット系youtuberさん達の案件動画が目立ったのですが、絵を描かない方が多かったのでお絵かきに強いことをアピールしてくれている方はほとんどおらず、iPad proとどっこいどっこいな印象でまとめている動画が多いような気がしました。
もっとお絵かきクリエイター系youtuberさんにも案件頼んだ方がいいんじゃないかな…ってめっちゃ思いました。そっち向けにマーケティングして、もっともっと多くの絵描きさんにGalaxy Tabの存在を知って欲しい。そしてサムスンに需要があると思ってもらってこれからも日本でクリエイター向けのGalaxy Tabの販売を続けてほしい…!!どうかよろしくお願いします。
ではでは!
〜〜〜〜〜ここから追記〜〜〜〜〜
…なんてことを書かせていただきましたが、結局私はGalaxy Tabをメインでお絵描きに使うことをやめてしまいました…申し訳ございません…!!!
もちろん嘘をつくつもりはなく、お絵描き用途としてとても使いやすい端末で、お絵描きに関してはiPadよりも優れているという意見は今でも変わっておりません。
ただ、ただ、私はWacom製ペンタブの書き味でないと満足できない身体になってしまっていた、それだけなんです…
全体的に問題なくお絵描きできていたのですが、狙った位置にビシッと線を引ける感はどうしても、特に線画作業でWacomに敵わず…
その小さなストレスが積み重なり、やっぱりWacom製のペンタブをどこでも使える環境に変えようという考えになってしまいました。現在はMacBook AirとWacom movink13を最近購入し、使ってみているところです。
こちらも数ヶ月経ったらレビュー記事を書いてみたいと思います。今度は流石にまたすぐ辞めました!にはならないといいな…!
今度こそ、ではでは。



コメント